書 道 

 

 

 

 落語に「寝床」という演目があります。

大家さんが義太夫に凝り、これに付き合わされる長屋の連中が難儀する話です。

「酒や料理は遠慮なく頂戴したいが、下手な義太夫はごかんべん」と八つぁん熊さん達が

愚策を弄する愉快なお話です。

 

 

「六十の手習い」そのままに始めた書道です。

 拙作をご披露するにはかなり勇気が必要でした。

 はるかに「道」の遠いことは承知しておりますが、限りある時を考えるとご披露するのも

 ひとつかと思い この際 と開き直ってみました。

「大家の義太夫」と同じですがしばらくの間よろしくお付き合いを願います。

 

 酒と料理はいずれ機会をみて用意させて頂きます。

 

  毎日書道展  近代詩文書の部 

 

 

 

 

かなしきときは貝殻ならそ

二つ合わせて息吹きをこめて

静かにならそ貝がらを

         

         

         新美南吉

          「貝殻」

  

 

 

             2009年   第61回毎日書道展 入選   152×73  

 

 

 

 

 

星よ 地球の友達よ

君達の方にも人類はゐますか

君達の方の生活は

どうですか

 

        千家元麿

         「星よ」


 

                                            2010年  第62回毎日書道展 入選  152×73     

 

 

 

 

そは支那店の七色の玻璃を通し

南洋の土のかをりの

古聿(ちょこれいと

 

        木下杢太郎

         「古聿」


 

                                      2011年   第63回毎日書道展 入選  152×73 

                                          

 

 

 

 

 褐色に葉先の色変へ花粉孕み

 

  突風を待つ臨月の杉

 

 

                 西尾美智子(友人)


 

 

   2012年  第64回毎日書道展   選外   113×84

 

 

 

 

 

  創玄展 

 

 


  

 


         

 

 

 

 

2011年 第47回創玄展二科 準二科賞                            

    43×165

   2012年  第48回創玄展二科 二科賞

            43×165

     

     

 

    2013年  第49回創玄展一科 入賞

            72×152

 

小 品

 

   月に吠える

    萩原朔太郎

      11×35

 

 

世界に誇る国立櫻

      自作

     11×35

 

    年賀状

 

一盞の冷酒に命あつきかな

 

  角川源義

   

 

 

古郷や馬も

元旦いたす顔

 

  小林一茶

 

 


薄氷(うすらい)をふんで

       光の折れる音

 

        橋本韶子

さほど時間に追われることのない日々をおくるなかで書道をやってみて感じたことは、

ある種の緊張感が生活に入ってきたことでした。

 

週1回のお稽古と年5回の大小の書道展、そして2回の昇段級試験などを消化するためには

初心者もそれなりに忙しくなってきます。

集中力の継続エネルギーの老化と戦いながら期限に作品を提出することは、

毎日の生活の中で筆をもつ時間をうまく配置しなければできないと感じています。

 

幸いにして歳のせいか早朝の目覚めがリズムを作ってくれました。

時には二日酔いで辛いこともありますが、5時半の起床で6時半のラジオ体操を挟み7時までを

書の時間として過ごす毎日です。

永く ゆっくりと楽しんでゆきたいと思っております。

               好きな言葉

    「 才能とは努力を継続する力 」 将棋名人 羽生善治 

   

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